幸せ読書

読書を通して、小さな幸せ見つけたい。

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」 相沢沙呼 講談社文庫

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
(紹介文引用)
 

当ブログに来てくださる皆さま、ご無沙汰しております。3月から体調を崩して、春休みを頂いておりました。しばらく、ゆっくり休養出来ましたので、ようやく体調が少し上向いて来ました。そこで、まだ体調を見ながらではありますが、当ブログを少しずつ再開して行きたいなと思っております。元々、不定期更新のブログですが、また少し更新のペースがゆっくりになるかも知れませんが、どうか、温かい目で見守って頂けましたら幸いです。それでは、今後ともどうかよろしくお願いしますm(__)m


さて、久しぶりに読書しました。大変、傑作にめぐりあいましたが、久しぶりの感想文は、ショボショボです^^;


本作、構成も良いし、話のテンポも良いなぁとまず初めに感じました。

ただ、2話目の『水鏡荘の殺人』の鏡と3人の容疑者とのロジックがなんか、ややこしくてよく分かりませんでした。(←単に自分がアホなだけかも(>_<))

そうこうして、3話目の『女子高生連続絞殺事件』を読み進めていて、まぁお嬢様霊媒師と推理小説家のバディものとしては、こんなものなのかなぁと思ってました。ミステリとしては、ボチボチなのかなぁと。ただ、お嬢様霊媒師・城塚翡翠のことをあまりに、萌え萌えっぽく描くなあと、それと、推理小説家・香月史郎も城塚翡翠の事を好きなのは分かるけど、これ、恋愛小説じゃないよねー?と思ってました。

そうしたら、最終話、「えーー!!嘘ー〜!?そうだったの?」と思わず声が出てしまいました。私、完全に騙されました。(脱帽)とんでもない、どんでん返しが待ってました。う〜ん、凄い伏線回収。
いや〜ここまで、まんまと騙されると、気持ち良かったです。

これ以上書くと、どうしてもネタバレになってしまうので、もうちょっと中身について触れたい思いもありますが、ここまでにしたいと思います。

最後に、この作品、続編があるみたいで、本作が非常に面白かったので、興味があるのですが、流石に本作と並ぶ面白さは、期待出来ないのかなぁって。本作と並ぶ作品を続編で書けたら天才なんじゃないかなと思ってます。