
日本の小説作品として異例の大ヒット!
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので――。
(紹介文引用)
この作品あとがきを読んで、本作品がヒーリング小説として、世界50カ国で翻訳され愛されているのを初めて知りました。
私は、ヒーリング小説という定義に詳しくなく、なんとなく、人が読んで癒される小説なのかなぁと考えていました。そういう括りで言うと、青山美智子さんも近しいのかなぁと思っていました。
本作を読んで感じたのは、私の大好きな作家の青山美智子さんに負けないほど、八木沢さんの作品は、人の心にある温かさがいっぱい伝わってくる作品だということでした。青山美智子さんも、八木沢里志さんも、人間の強さ弱さを良くご存知であり、青山美智子さんは、困っている人にヒントをあげて救ってあげる作品が多く、八木沢さんの作品は、困っている人の味方になってくれる人が出て来る作品でした。
私はこの作品を読み終えて、自分で抱えている問題は、形はどうであれ、決着をつけて、解決しないと前に進めないという事を、主人公の貴子ちゃんから、改めて学ぶことが出来きました。
それから、本作品のEpisode 1では、サトル叔父さんが必死になって貴子ちゃんの引きずってた問題から、体を張って貴子ちゃんを救おうとする所に、心が打たれました。
本当にこのサトル叔父さんは、良い人だなぁと思い、サトル叔父さんが好きになりました。
八木沢さんの本作品の続編も出版されているようなので、是非、読みたいと思っています。また、サトル叔父さんに会えるかなと楽しみにしています。

