幸せ読書

読書を通して、小さな幸せ見つけたい。

新装版 森崎書店の日々 八木沢 里志 小学館


日本の小説作品として異例の大ヒット!
恋人から突然、「他の女性と結婚する」と告げられた貴子は、深く傷つき、ただ泣き暮らす毎日をおくることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになり、貴子は恋人と仕事をいっぺんに失うことに。そんなとき叔父のサトルから貴子に電話が入る。叔父は妻の桃子に家出され、ひとり神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
親類の間では変人として通っていた叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というもので――。

(紹介文引用)

この作品あとがきを読んで、本作品がヒーリング小説として、世界50カ国で翻訳され愛されているのを初めて知りました。
私は、ヒーリング小説という定義に詳しくなく、なんとなく、人が読んで癒される小説なのかなぁと考えていました。そういう括りで言うと、青山美智子さんも近しいのかなぁと思っていました。

本作を読んで感じたのは、私の大好きな作家の青山美智子さんに負けないほど、八木沢さんの作品は、人の心にある温かさがいっぱい伝わってくる作品だということでした。青山美智子さんも、八木沢里志さんも、人間の強さ弱さを良くご存知であり、青山美智子さんは、困っている人にヒントをあげて救ってあげる作品が多く、八木沢さんの作品は、困っている人の味方になってくれる人が出て来る作品でした。

私はこの作品を読み終えて、自分で抱えている問題は、形はどうであれ、決着をつけて、解決しないと前に進めないという事を、主人公の貴子ちゃんから、改めて学ぶことが出来きました。

それから、本作品のEpisode 1では、サトル叔父さんが必死になって貴子ちゃんの引きずってた問題から、体を張って貴子ちゃんを救おうとする所に、心が打たれました。
本当にこのサトル叔父さんは、良い人だなぁと思い、サトル叔父さんが好きになりました。

八木沢さんの本作品の続編も出版されているようなので、是非、読みたいと思っています。また、サトル叔父さんに会えるかなと楽しみにしています。

危険な夏

暑中お見舞い申し上げます。猛暑・酷暑の日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 


私は、春からずっと体調を崩しており、中々読書&ブログの世界に帰って来れてません。今日も体調は悪いのですが、気分が少し良いので近況報告したいなと思い、ブログを書いています。

 


タイトルの『危険な夏』ですが、これは、北方謙三先生へのオマージュでつけました。北方謙三先生がハードボイルド作品を書かれていた頃の『挑戦シリーズ』の第1作目で、学生時代、北方謙三先生にハマるきっかけとなった作品です。

 


じゃ、なぜこのタイトルを付けたかと申しますと、私の日々の生活は、体調が思わしくなくて、安静にしているだけで、全然ハードボイルドとは、かけ離れた極めて穏やかな生活なのですが、昨日は、違いました。

 


昨日の午後、妻が所用で出かけて、私1人で家にいる時に事は起きました。

リビングにいた私は、1人なので、寝室で横になろうと思い、寝室にもクーラーがあるのですが、リビングのクーラーはパワフルなので、リビングのクーラーをつけておけば、妻が帰って来た時も涼しいだろうと考え、引き続きリビングクーラー1つで、乗り切ろうとしました。それで、しばらく寝室で横になってたら、なんか暑いなぁと思い、そして、何やら頭も痛くなってきました。あれ!これはもしかして熱中症予備軍かぁ?!そしたら、リビングクーラーの冷気を送るはずの扇風機が回ってない!と気付きました。これは、急いで対応した方が良いと思い、まずスポーツドリンクを飲み、鎮痛剤を飲んで後、出先から連絡をくれた妻から、熱さまシートを、おでこと首筋に貼った方が良いとアドバイスをもらい、直ぐ熱さまシートを2枚貼りました。その後、体を中から冷やした方が良いとこれも妻のアドバイスですが、

アイスのパピコを食べました。そうすると、熱さまシートが凄く気持ち良く、急激に暑くなった私の回らない頭も、ようやく良くなりました。妻には本当に心配かけて申し訳なく思いました。家の中でも熱中症になるとは、聞いていたのですが、まさか自分がなるとは、梅雨だに思ってませんでした。

家に居ても暑さ対策は、しっかりしなくちゃいけないと、うっかり者の私も思いました。

 


皆さまは、私のようなうっかりでは無いと思いますが、何卒、熱中症には、お気をつけて下さい。それでは皆さま、くれぐれも、お身体を大切にしてください。

春休みを頂いてます。

先週ぐらいから、体調を崩しております。季節の変わり目が主な原因だと思います。その上に風邪を引いてしまって、体調が悪いので、読書したいのですが、少し無理なようです。ですので、ブログ更新をしばらく、お休みさせて頂こうと思います。

 

いつも仲良くして下さってる、ブログ友達のべるさん、わぐまさん、MAYUさん、その他いつもスターを下さったり、当ブログを応援してくださる皆様、ご心配をおかけしまして申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いしますm(__)m

「暁星」 湊かなえ 双葉社

 

「ただ、星を守りたかっただけ――」 
現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?

(紹介文引用)

 

私は、ずっとイヤミスは自分の好みには合わないと思って、イヤミスの女王と呼ばれる湊かなえさんの作品は、避けて来ました。今回、湊さんの作品が私の好きな本屋大賞にノミネートされていたのを知り、本作を読んでみようと思いました。

 

本作品は、実際に起きたショッキングな事件を題材にして、書かれています。現実に起こった難しい事件をよく描こうと考えた湊さんは、凄い作家さんだなぁと感心しました。

 

本作品は、二部構成で書かれており、一部がノンフィクション風で、二部がフィクションという構成になっているフィクションです。 一部と二部では、文章も豪と柔という感じで対照的でした。

 

この作品は、宗教団体についても多く書かれており、あんまり暗かったり、イヤなシーンが多く描かれていたら、読むのをやめようと思っていたのですが、それは、杞憂でした。確かに、宗教関係の関係者の話は沢山出てきましたが、それを補って余りあるほど、湊さんが、真正面から取り上げて下さった作品は、非常に読みやすく、心に響くものがあり、どんどん、作品の世界にのめり込んで行きました。素晴らしい構成力と卓越した文章力をお持ちの作家さんだなぁと恐れ入りました。

 

本作品のノンフィクション風とフィクションの構成には、別々の主人公がいて、同じ宗教団体の問題について、二人がそれぞれの視点から描いています。でも、主人公は、それぞれ交差して、フィクションの中では描かれています。この二人の交わるポイントがさらに物語を深めることになったと思っています。そして、最後の部分で読者の私を、何か温かい気持ちにさせてくれたと思います。

「成瀬は都を駆け抜ける」 宮島未奈 新潮社

 

成瀬シリーズ堂々完結!! 唯一無二の主人公が、今度は京都を駆け巡る!
膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生……。千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……⁉ 全6篇、最高の主人公に訪れる大団円を見届けよ!

(紹介文引用)

成瀬シリーズ第三弾。これが最終巻になるとは、寂し過ぎる!成瀬シリーズは、ずっと続いて欲しいと思う読者は、私だけではないと思う。まぁ、私がブログ上で、ゴネていても、宮島さんのお気持ちが変わる訳ではないと思うので、この辺でいつもの感想文に行きたいと思います。

本作は、主人公の成瀬あかりが、大学に無事合格した後、京都での大学生活が描かれています。ここで、成瀬は、京大生を始め、京都の大学生と色々な交流を持って行きます。また、本作は、6章から成り立っていて、各章はそれぞれ魅力的で全てを取り上げたくなるのですが、今回は、その内の2章にフォーカスしてみたいと思います。

まずは、大学合格の時に、大失恋した京大生の坪井さん。失恋から立ち直れてない坪井さんに、「さしあたり、ほかのことに打ち込んで気を紛らわすほかないだろうな」と成瀬は声を掛ける。そして、「料理はどうだ?」と提案する。それから、坪井さんは、料理に傾倒していき、夢中になって料理をしているうちに、失恋した相手のことを引きずらないようになった。成瀬も自分にとってかけがえのない人、島崎と、離れてしまった経験があるので、坪井さんの気持ちがよく分かり、「まわりを明るく照らす子になるように」というお父さんの命名に応えるように、あかりを一つまた照らしてあげたのだと思いました。

次は、成瀬シリーズの第一弾「成瀬は天下を取りに行く」に登場した広島の西浦君が、京都の大学生となって再登場。第二弾の「成瀬は信じた道を行く」に出てこなくて、残念だなぁと思っていただけに、西浦君の再登場は、素直に嬉しかったです。高校時代、百人一首の全国大会で知り合った2人にもう出会うご縁は無いのかなぁと思っていたら、2人は再開するまで文通をしていたんですね。メールじゃなくて文通なのが素敵ですね。年の瀬のある日、西浦君は夜に、「京都に来たけれど、成瀬さんに、会えなくて寂しい」とか、「成瀬さんは僕のことを、どう思っていますか」など、デリケートな文面を書いてしまう。その文面は成瀬さんには送らないようにしようと思ったのですが、手違いで成瀬さんに届いてしまいます。そこで、電話して成瀬さんに手紙を読まずに返して欲しい。と連絡を取り、2人は翌々日、朝、京都駅で会う約束をします。それで、会って手紙を返してもらうのですが、成瀬は西浦君とゆっくり話す時間もなく、立ち去ってしまいます。そして、どうしようかと考えてた西浦君ですが、成瀬を追うことにしました。すると、成瀬は、階段トレーニング、けん玉の練習、東寺からのYouTubeの生配信ときて、次は献血と目まぐるしくたくさんのスケジュールをこなして行きます。それで、最後の雀荘を後にした成瀬と西浦君は、西浦君が便箋を買ってる店に、成瀬が連れて行って欲しいといいます。そこで、買い物後、西浦君は、成瀬に返してもらった手紙を今ここで読んで欲しいと言います。手紙を読み終わった成瀬は、西浦君に「西浦は、わたしにとって大切な存在だ」と気持ちを伝えます。いやーこの時、私は、西浦君ほんと良かったね〜と、一緒に喜びました。このあと、成瀬が「西浦がここまでわたしに会いたがっていたなんて知らなかった。今から三十分ぐらい鴨川沿いを歩かないか」と誘います。良いですね。鴨川沿いは、京都のカップルの定番ですものね。甘酸っぱさが溢れている青春の1ページって感じですね。いや〜青春小説の醍醐味を一杯に味合わせて頂きました。

最後に、私の1人の妄想を少し。成瀬は、大学院に行って、その後、世界に飛び出して行くのじゃないかなと思っています。成瀬の個性は、京都や日本に留まっているような小さな器ではなく、島崎と漫才で言った「膳所から世界へ」のように、全世界で、堂々と活躍してもらいたいです。
本作品の作家の宮島さんには、お礼を申し上げたいです。こんな素敵な成瀬に会わせて下さってありがとうございましたと。

ありがとうございました!

皆さまに、大変ご心配をおかけしておりました、大腸ポーリープの件ですが、昨日の午後病院に行って診察を受けましたところ、病理検査の結果、ポリープは、良性だと判明しました。そして、ポリープは完全に切除出来てたと主治医に言って頂きました。

もう、めちゃくちゃ嬉しかったです!


入院中、手術、術後の安静期間中に、ブログ友達のべるさん、わぐまさん、MAYUさんには、応援コメントを頂き、助けて頂きました。また、当ブログにスターで応援して下さる皆さまにも、勇気を頂きました。本当に、皆さま、ありがとうございましたm(_ _)m

心より御礼申し上げます。


これからは、少しずつ日常生活に戻れるよう、ステップを踏みながら、無理し過ぎずにやって行きたいと思ってます。少しずつ読書も再開出来たら嬉しいのになぁと思っています。 


また、少しずつブログも復活して行きたいなと思っておりますので、皆さままた、以前と変わらぬお付き合いをして頂けましたら、幸せです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

退院。そしてその後。

皆さま、ご無沙汰しています。

私の入院と手術につきましては、

大変ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。m(_ _)m


1月23日に無事手術が終わりまして、1月27日にお陰様で、なんとか、退院出来ました。


術後、炎症反応の値が高くて、当初1日絶食の予定が丸2日になりました。

これは、正直、がっかりしましたし、絶食はホント辛かったです。食事開始が1日遅れたので、退院も1日遅くなるんだろうと、諦めてましたが、主治医が「予定通り27日退院にしましょう」とおっしゃって頂けたので、凄く嬉しかったです。


退院前日に栄養士さんから家に帰ってから、気をつけなくてはいけない栄養指導がありました。退院後1週間は、繊維質の多い野菜は食べてはいけないとか、こんにゃくや海藻もダメとか。油っこいものや刺激物も絶対ダメとか、いろいろだめな物が多くて驚きました。また、主治医からは、退院後10日間は、お酒を飲んでは絶対にいけませんと釘を刺されました。お酒好きな私にとっては、長い10日間になりそうでした。


そして、退院後、家に帰った時は、「あ〜〜家に帰って来れた!嬉しい!!」と叫びました。

それで、家に帰った後の食事は、消化の良い物で、ダメ食品を除くと、ほぼ毎日、温かいお鍋料理を食べました。

ある程度して、おでんも食べました。ただ、カラシはダメなので、カラシはつけずに食べました。退院後1週間目には、胃腸の具合も良いので、すき焼きを食べました。お肉のうまみが脳に沁みました。


食事以外は、安静にして療養してました。読書もブログも好きなのですが、ここは、エネルギーを使わないように、キッパリやめてました。


そうこうしている内に、退院後10日が経って、お酒解禁になり、祝杯をあげました。最初に飲んだのはビールでした♪喉に染み渡りました。


そして、毎日トイレに行った時チェックしているのですが、退院の際に、主治医から心配された血便は、今日まで1回も出ていません!手術も上手く行き、退院後の生活も大事に過ごせたのかなと、喜んでいます!


最近、消化に関係なく普通の食事が食べられるようになりました。


これから、少しずつ日常生活に戻って行きたいと思ってます。また、もう少し元気になれたら、読書感想のブログ記事も書きたいなと思っています。多分、2月18日の診察で、病理の組織検査の結果が出てからだと思います。この検査が良性ならば、1年後に大腸内視鏡検査になると、主治医から言われています。ただ、悪性の場合はどうなるかは、まだ知らされていません。良い結果が出るように願うばかりです。


本当に皆さまには、ご心配をおかけしました。そして、応援もありがとうございました。とても、力になりました。感謝、感謝です。


ありがとうございましたm(_ _)m