(紹介文引用)
この居酒屋ぼったくりは、席数からしてちょうど良い。カウンターと小上がりで合わせて20席とのこと。その店で今調理したものを出せる手作り料理の限界は、大体30席未満だと、過去の経験上思うからです。居酒屋や料理屋をネットで探す時は、席数も決める重要な要素にしてます。
第一話『暖簾の向こう側』に出て来た「おでん」いいですね。私も、毎年、具材をたくさん買って、妻と一緒に作ります。私のおでんの鉄板は、大根、玉子、厚揚げです。皆さんは、何がお好きですか?さて、去年の11月頃に、今シーズンの1回目のおでんパーティーをしました。でも今シーズンは、妻の入院と手術があったので家で作るおでんは1回きりでした。それで、妻の手術の日、相当精神的にも、身体的(胃への)にもストレスがあったようで、なんかあっさりしてて、温かい物が食べたいなと思い、好きな居酒屋さんのおでんをデリバリーで注文して食べました。温かくて胃にも優しくてとても嬉しかった記憶があります。本作、居酒屋ぼったくりのおでんは、ちくわぶが入る所を見ると、関東のおでんだなぁと思いました。
そして、おでんの話しの後に出て来た美音さんの作る卵黄の味噌漬け、お酒に合いそう。食べた事がないので、食べてみたーい。
それから、常連さんの1人のアキさんが所望した人参の葉っぱ。大根の葉っぱの炒めた物なら食べたことがありますが、人参の葉っぱの炒めた物は、今まで食べたことありません。話に出てくるアキさんとリョウ君の食べっぷりを見てると美味しそうだなぁと思いました。(人参は苦手だけど^^;)
次に、第3話に出て来た『小鰺のあつあつ南蛮漬け』。 熱いのに冷たい。冷たいのに熱い。カリカリに揚がった小鰺が冷たい三杯酢を含んで、噛んだ瞬間じわりと染み出すってのを読んで、不覚にも食後にも関わらずヨダレが出ました。('﹃'*)ジュルリ
第3話の『丑の日の孝行娘』は、良い話だったなぁ。人間の温かさと愛情が滲み出て来る話でした。その話の「鰻問題」を解決するのに、脇役として登場したのが錦糸玉子。作中に「大人でも下手な人がいるぐらいの錦糸玉子」とありましたが、私も錦糸玉子を作るのが苦手です。私が結婚する前、付き合っていた妻の方が残業が多く、帰りが遅かったので、3月3日のひな祭りの日に、帰りが遅くなる妻にちらし寿司を作っておこうと、試みたのですが、錦糸玉子が上手く焼けず、分厚かったり薄くて、切れたりと散々でした。それでも、妻は喜んで食べてくれたのを今でも覚えています(苦笑)
第6話『夏休みの過ごし方』に出てきた、枝豆には、ビックリ!「うちでは、枝豆は枝に付いたまま大鍋で茹でちゃうの」とのこと。人生半世紀生きてきたけど、枝に付いたまま茹でた枝豆なんて、一度も食べたことがありません。それは、それは、美味しいだろうなぁと思いました。
最終話『ゴーヤの苦み』にゴーヤチャンプルが登場するのですが、そのレシピが、「しっかりわたを取ること、塩もみすること、湯通しすること、それにノリの言った『ポーク』と鰹だし。」これって、私が昔、ネットで調べた沖縄の人が書いてらしたレシピと一緒だ!と思いました。ちなみに、我が家は、ポーク(スパム)の代わりに豚肉でやってます。
本作、途中でたまに出て来る挿し絵が温かいタッチで心癒されました。
特別高い仕入れ品ではなくても、料理の作り方一つ一つに細かい配慮が詰まっている所が、この居酒屋ぼったくりの凄い所だと思いました。そして、そこに集う人達の人情にとても心温まりました。この作品、また必ず続編読みます!
最後に、本作に登場した、数々の美味しそうなお酒なのですが、全部飲んでみたーいと思いました(飲んだことあるのは、日本酒1種類だけだったのて、凄く、勉強になり、貴重な情報でした!)
それで、実際に飲んでみようと思って、まずは、近くのスーパー(結構、お酒の種類に力を入れてるスーパー)で買えて美味しそうな2つにしました。両方とも本作で、「閉店前に来る男」こと要さんが飲んでたお酒です。
<日本酒代表>
厳選辛口 吉野川
<ビール代表>
ヒューガルデンホワイト
また、実際に飲みましたら、サブコーナーの記事にアップするかも知れません。
今回は、書きたい事を書きたいだけ書いた、はちゃめちゃ記事にお付き合いして頂きまして、ありがとうございました。これに懲りず、今後とも当ブログをご贔屓に、よろしくお願いします。